平成26年4月22日(火)、11学童の指導員が一堂に会して辞令交付式が行われました。
始めに、法人理念を全員で唱和して学童の原点に立ち返り、続いて、横田理事長より一人ひとりに辞令を交付していただきました。その後、理事長より新年度に向けて訓辞が述べられ、法人理念の下、ちくしっ子ネットワークの職員として組織の発展、成長に努めて欲しいという期待を受け、身の引き締まる思いがしたと同時に、改めて指導員としての決意を胸にすることができました。
気持ちを新たに、今年度も指導員一同団結して学童保育の業務に励み、子ども達の豊かな成長を育んでいきたいと思います。
<理事長訓辞>
新年度を迎えるにあたって、今一度、働く意義について振り返っていく。働くことの意義の一つは、生活していく為である。しかし、それだけではモチベーションを高く持って仕事に向き合うことは難しい。働くこととは、自己実現の追求でもあり、そのような点で職場は人格の向上を図る為の修行の場として考えられるのではないだろうか。自己の成長の積み重ねによって充実感を感じ、そのことが、やりがいを持って仕事上の責任を果たすことに繋がっていく。
人事異動の意義・目的について、(1)能力の開発(2)労働力及び労働意欲の向上(3)人身刷新(4)人脈の形成(5)人材育成が主な点として挙げられる。人事異動によって初心にかえることは、仕事のマンネリを回避し、やる気を引き出すことができると考えられる。また、新しい自分を発見できる、人間的成長のチャンスでもある。自分の可能性・能力の幅を広げ、いずれは全ての業務が行えるようになっていただきたい。今回の人事異動によって、各学童の潜在的な問題点が幾つか明らかとなったので、問題の解決に努め、学童組織全体のレベルアップに繋げていただきたい。
平成25年度に制定した「基本理念・保育理念」を学童保育所に掲示することにより、保護者にも「保護者経営」であることの理解が少しずつではあるが進んでいる。指導員に於いても法人理念に基づいた「保育理念・方針」に従って、「保育計画・実践」を行っていることと思う。保育理念に基づき、PDCAサイクルを実践し保育活動に取り組むことが大切であり、その為にも、主任者会議等で保育理念の唱和を行い、見なくても言えるくらいに浸透していただくことを期待している。
常勤専務理事の設置により、子育て支援課との定例会にも毎月参加している。また、運営委員会・主任者会議等へ出席し、以前に比べて執行部と指導員間の意思疎通の改善が図られているのではないか。法人組織編成の変更に伴い、組織図を改めて作成し明確に示す必要がある。
円滑な運営を行うにあたり、指導員は各種議案書及び議事録を熟読して十分に理解し、保護者からの質問への回答や保護者会役員への助言を行っていただきたい。
事務処理規程、会計規程に基づいた事務処理の徹底、文書管理規程に基づいた「記録・検証主義体制」を確立したことにより、指導員にも起案書・伺書・報告書と頑張って作成していただいている。これらを、書いて終わるだけでなく、振り返り日々の保育に活かしていくことが大切である。
法人財政については、長年繰越金が多く計上されていたが、平成26年度予算に於いて解消されることをここに報告する。各学童の会計についても長年先送りされていた不適切な会計処理を是正した。今後は予算内の適正な執行に努め、運営費・育成費の計画的な運用を求める。また、消費税増税に伴い、特におやつ代には大きな負担が生じてくるので、各学童で十分に調整を行っていただきたい。どうしてもおやつ代の不足が見込まれる場合は、法人としても対応を検討していく。
ちくしっ子ネットワークホームページは、法人の価値観を可視化して情報発信できる重要な手段であり、指導員を中心に内容を検討し、情報共有の充実に取り組んでいるところである。
主任者の位置付けや手当額等について、昨年度指導員にアンケートを行い、主任者制度を含めた人材育成基本方針について検討をしている。
指導員の資質向上に重点を置くのは、法人の付加価値の源泉が指導員であり、法人事業の安定を図る一つの要因となる為、指導員研修体制については充実をさせていく。
「会議手当」を廃止して、「時間外勤務手当」への切替えをし、職員の処遇改善に向けた取り組みの推進を行った。勤務時間外に会議を行う場合は、不要不急の会議かどうか十分に検討し、また、会議が長時間に及ばないよう、成果を決めた上で、スムーズな会議運用を心掛けることをお願いしたい。
学童保育所が「地域の子育て」の一翼を担っていることを意識し、積極的に地域交流事業に取り組んでいただきたい。地域交流が、地域住民・行政との連携を深めるだけでなく、学童保育所について知ってもらう良い機会となり、そのことが、「地域の子育て」の発展を促進することに繋がっていくと考えている。
今後、子どもたちを中心に保護者・指導員・地域の人たちとの連携を図り、指導員も日々研鑽を積み、学童保育の円滑な運営・保育を行っていただきたい。
~◊~◊~指導員紹介~◊~◊~ ※6月1日現在